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ダニエル・スミスがモノピグメントの特性を強調した水彩絵具ラインを発売したことで、画家たちはより鮮明で鮮やかな色の混色を実現できるようになりました。同じ時期に、私は以前から培ってきた自分のパレットに、より多くの選択肢を加えました。長い間、私は限られたパレットで絵を描くことを好んでいました。一枚の絵で7色か8色の範囲しか使わないという制限を続けていた私は、モジュール式の原色トライアド・カラーシステムを開発し始めました。その結果、トライアドで構成された、豊かでありながら自分だけの絵具のスペクトルを選択できるようになりました。ダニエル・スミスの幅広いエクストラファイン水彩絵具の持つ独特の透明感と鮮やかさが、あとはそれを実現しました。ついに、粒状色から土っぽい色、青など、自分の好きな色を、愛するイタリアの戸外風景にぴったり合う豊富なトライアドのラインナップでまとめる方法を見つけたのです。このドットカードに掲載されている最新のパレットには、これまで私が使用してきた主要な原色トライアドが示されています。

Raffaele Ciccaleni

Raffaele Ciccaleni